ハラスメント規制とは

最近、色々な「ハラスメント」という言葉を耳にします。そもそもハラスメントとは?
こういった疑問にお答えします。
ハラスメントの本質を理解して、企業のリスク回避をする必要があります。
私は、社会保険労務士と行政書士です。勤務経験から、ハラスメント現場にも体験しております。そのような環境を解決してきたからこそ、語れることもあります。
では、さっそく見ていきましょう。
そもそもハラスメントとは?
ハラスメントとは
いろいろな場面での「嫌がらせ」「いじめ」のこと。
他者に対する言動が、次のような影響を与えること
・相手を不快にさせる
・尊厳を傷つける
・不利益を与える
・脅威を与える など
ハラスメントの種類
- パワーハラスメント
- セクシャルハラスメント
- マタニティーハラスメント ・・・など
上記のほかにも、ハラスメントと呼ばれる種類は多いですが、ここでは上記に絞って話を進めたいと思います。
職場のハラスメントの現状
(厚生労働省HPより)
■労働相談件数は年々増加傾向
平成30年度:約110万件
■1番多い相談は、「いじめ・嫌がらせ」
平成30年度82,797件(25.6%)
10年で倍増した。
ハラスメントが与えるリスク
パワーハラスメント
(使用者側)
- 民事上の責任として損害賠償を請求される。
- 社会的信用を失う。
- 労働者の労災認定に関わる不利益を負う。
(加害者側)
- 刑事罰に課される。(暴行罪、脅迫罪、名誉棄損罪など)
- 民事上の責任として損害賠償を請求される。
- 懲戒処分に課される。
- 社会的信用・社会的地位・家庭生活への影響など
セクシャルハラスメント
- 刑事責任を問われる。(強姦罪・強制わいせつ罪・名誉毀損罪など)
- 民事上の責任として損害賠償を請求される。
- 社会的信用を失う。
現状とリスクを把握したうえで、「会社としてどう対応するのか」検討する必要があります。